呪文のような言葉が、私を変えるかもしれない
皆さん、こんにちは。
最近、私の中でちょっとした意識の変化が起こっています。それは、昔の私なら「うさん臭い」と一蹴していたかもしれない、「言葉の力」についてです。
呪文のように、自分に唱える言葉があります。
「私はできる」
「私なら大丈夫」
「できる」
シンプルですが、力強い言葉だと、今では心から信じています。
昔は嫌いだった「ポジティブ思考」
実は私、元々この「ポジティブになろう!」「ファイト!」といった、無理に前向きさを強制するような声掛けがとても苦手でした。
母がよく口にする「前向きにならなきゃ、ファイトファイト」という言葉も、どこか強制されているようで、反発心を抱いていたものです。
それよりも、「それでいいんだよ」「マイナス思考になってしまうよね」「凹むこともあるよね」と、ありのままの感情に共感してくれるような、マインドフルネス的な思考に惹かれていました。
無理をしない、自然体でいることが好きだったんです。
科学的根拠という名の「追い風」
そんな私が、なぜ今、この「呪文」を唱え始めたのか。
それは、最近勉強している脳科学や心理学に関する知識が、この「言葉の力」を裏付けているように感じ始めたからです。
その鍵となるのが、**神経可塑性(ニューロプラスティシティ)**という脳の性質です。
神経可塑性とは、脳が経験や学習に応じて、その構造や機能自体を変化させる能力のことです [1]。
私たちの脳は、固定されたものではなく、生涯を通じて変化し続ける、非常に柔軟な器官なのです。新しいことを学んだり、特定の思考を繰り返したりすることで、脳内の神経細胞(ニューロン)の間に新しい繋がりが生まれ、既存の繋がりは強化されたり、逆に弱まったりします。
つまり、私たちが日常的に使う言葉や考えることは、単なる気分の問題ではなく、脳の物理的な構造にまで影響を与えている可能性があるのです。
言葉が脳を「再配線」する仕組み
では、なぜ「私はできる」といった肯定的な言葉が、これほどまでに重要なのでしょうか。
ここで「アファーメーション」という考え方が登場します。アファーメーションとは、肯定的な自己宣言を繰り返し行うことで、潜在意識に働きかけ、ポジティブな変化を促す手法です。
かつての私ならスピリチュアルな話だと片付けていたでしょう。しかし、これもまた、科学的な研究によってその効果が示唆され始めています。
ある研究では、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いて、アファーメーションが脳に与える影響を調査しました。その結果、肯定的な自己評価を行うと、自己に関連する情報を処理する内側前頭前皮質や、喜びや報酬に関わる腹側線条体といった脳の領域が活性化することが分かったのです [2]。
これは、自分自身にポジティブな言葉を投げかける行為が、脳の「自己肯定システム」や「報酬システム」を刺激し、それが幸福感やモチベーションの向上に繋がることを示しています。繰り返し肯定的な言葉を唱えることは、まさに神経可塑性を利用して、自己肯定感を高めるための「脳のトレーニング」と言えるのかもしれません。
脳と心、そして身体の繋がりを深く知るにつれて、自分へのプラスの言葉が潜在意識を良い方向に変えるという話が、決して非科学的なものではなく、確かな根拠を持つものだと、本気で思えるようになってきたのです。
私の経験から、読者の皆さんへ
ここで、少しだけ私の個人的な話をさせてください。
私は、高校1年生の頃から、自己臭恐怖症という悩みを抱えて生きてきました。現在進行形ではありますが、なんとか社会人として、そして一人の父親として、今を生きています。
もし、今、同じように自己臭恐怖で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、私のこれまでの経験から、「できる範囲の解決策」や、時には「逃げ道(笑)」をお伝えできるかもしれません。
一人で抱え込まず、どうかお気軽にメッセージをください。
そして、もしも最悪のことを考えてしまっている方がいたら、絶対に一人で悩まないでください。必ず、どこかに相談できる人や機関があります。
生きていれば、必ず「良い」と感じる瞬間が待っています。
最後に
自分の心と向き合い、少しずつでも良い方向に変えていく。そのための「呪文」を、今日も自分に唱えます。
「私はできる」
「私なら大丈夫」
皆さんも、自分にとって心地よい「言葉の力」を見つけてみてください。
それでは今日も、皆さんにとって素敵な一日となりますように。
ありがとうございました。
【追伸】
このブログでは、私の経験や学びを、飾らない言葉で綴っています。共感やご意見、ご質問など、いつでもお待ちしています。
参考文献
[1] Puderbaugh, M., & Emmady, P. D. (2023). Neuroplasticity. In StatPearls. StatPearls Publishing. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK557811/
[2] Cascio, C. N., O’Donnell, M. B., Tinney, F. J., Lieberman, M. D., Taylor, S. E., Strecher, V. J., & Falk, E. B. (2015). Self-affirmation activates brain systems associated with self-related processing and reward and is reinforced by future orientation. Social Cognitive and Affective Neuroscience, 11(4), 621–629. https://doi.org/10.1093/scan/nsv136


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