〜静かな再起の朝に〜
しばらく、心が止まっていました。
仕事も、趣味も、日々の生活も、どこか他人ごとのように感じる日々。
「うつ」と診断されたあの日から、世界が少しだけ遠くなった気がしました。

けれど、時間というものは不思議なもので、じっと動かずにいる間にも、体の奥では小さな再生が始まっていたようです。
薬を変え、眠る時間を整え、ただ静かに休む――。
そんな単調な毎日の中で、少しずつ“自分”が戻ってくる感覚を覚え始めました。
焦ることも、比べることも、もうやめました。
「何かを成し遂げる」よりも、「自分を生かす」。
そのためのリハビリの時間が、今ここにあります。
このブログは、うつ休職からの回復を記録する私の奮闘記です。
ヨガやマインドフルネス、音楽、ランニング。
うまくいかなかったことも、心が動いた瞬間も、ぜんぶ正直に綴っていこうと思います。
自分を取り戻すということは、失った何かを“探す”のではなく、
もう一度“感じられるようになる”ことなのかもしれません。
これは、再び歩き出すための物語。
どうか、静かな光のように、読んでくれる誰かの心にも届きますように。